
G界へも新型コロナの影響、終息は8月以降か

3月7日に日経新聞は、記事「新型コロナ感染10万人超 3カ月で世界的流行に」を配信。日本国内でも、500人に迫り、回復者は80人ほど、死亡者は8日時点で6人です。
アメリカでは、ニューヨーク州が非常事態を宣言しました。同州のニューヨーク市では、11人が既に感染をしています。アメリカ全体の感染者は400人ですが、死者は19人と日本の3倍です。日本の衛生面に強みがあります。
世界での感染者数が多い国は中国(8万人)、韓国(7千人)、イタリア(6千人)、イラン(5.8千人)、フランス(1千人)となっています(NHK調べ)。
世界流行を受けて日本政府は今日、9日から月末まで中韓からの入国制限を強化します。発行済みの査証(ビザ)は無効、日本への入国者には自宅やホテルで2週間待機を要請します。9日以前に入国した中国人と韓国人には何も対処しません。
致死率は非常に低く、国内ではシニアが死亡に至っており、20代・30代は死亡していません。免疫力や生命力が強いと死亡しない模様です。
グラドルのイベントを毎週末に行う秋葉原ソフマップでは、3月7日よりイベントを中止し始めました。その他の撮影会や大規模イベントや小型のライヴ会場なども実施を控えています。
グラドルとしては、大幅な収入減を覚悟しなければなりません。
なぜならば、東京オリンピックの開催可否の判断である5月末の流行終息が極めて厳しい状況になってきたからです。
6日にWHO(世界保健機関)は、記者会見で「インフルエンザのように夏場になれば消えるというのは誤った期待だ」と通常の冬風邪との違いを強調し、春の終息を遠回しに否定。イギリスでは、保健省の報告書「COVID-19:理性的な最悪のシナリオ」にて爆発的に広まる恐れを警告し、的中。最悪の場合にはイギリス国民の8割が感染し、50万人が死亡と結論づけました。
ちなみに2日付の報告書「COVID-19が世界のマクロ経済へ与えるインパクト:7つのシナリオ」では、日本の最悪シナリオも57万人が死亡と報告されています。
同じコロナウィルスである「SARS」では、2002年11月に中国で発症が確認され、2003年7月にWHOが終息宣言しました。
今は3月です。SARSと同じパターンでも、現状が7月まで長引く準備をした方が良いでしょう。早く終息すれば、それに越したコトはありません。
現状とは何か
人が多く集まるイベント(撮影会)開催の中止
観光客激減
銀行の業績悪化
日本全体の経済の萎縮
1はわかりやすいですね。グラドルにとっては、直接の収入減です。
2、3、4はまとめますと、日本のビジネスの停滞=グラドルのファンの所得が減!となります。
新型コロナの終息後も流行期間の所得減によって、すぐにお客さんが戻るワケではありません。財布の紐は固くなっているでしょう。ですので、撮影会を再開しても以前の収入を確保できるようになるまでに時間がかかります。
流行が4月ではなく、7月や8月、それ以上となると、グラドルにとっての収入は撮影会のB2Cではなく、企業間取引のB2Bがメインとなります。
対策は一つです。
B2Bを強めるコトです。新型コロナが長期で流行すれば、終息しても撮影会を行っていた個人や企業が撮影会自体をやらなくなるかもしれません。撮影会を行う個人や企業にはメインに収入があり、そちらが新型コロナの影響で収入減となれば、撮影会をやっている余裕がなくなるんですね。
今回の新型コロナの流行は、グラドルの本業であるB2Bに戻るチャンスとも言えます。B2Cの撮影会はあくまでも副業です。万一の長期流行に備えましょう。
画像:【解説】新型コロナウイルスの流行はどのくらい深刻なのか?/AFP通信