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グラマラスを潰そうとする男女の存在

「きゅうすた」ではグラマラスなグラドルを精力的に取材している。


グラマラスは英語で「glamorous」、米語で「glamourous」。綴りが一文字、米語の方が多い。意味は「魅力的な」という形容詞。グラマーの方は名詞で、魅力や色気を指す。


だから何も胸やお尻が大きいからグラマラスとはならない。魅力的であれば、皆、グラマーだ。




ところで、日本社会は胸が大きい女性に対して寛容ではない。鼻や耳が大きいだけで性的とはならないように、胸やお尻が大きいだけで性的と断ずるのは差別だろう。



如何に日本社会が不寛容か。



この差別・偏見の筆頭は昭和的なオジサン。「胸が大きいから頭が悪い」等とほざく。胸が大きくてもオックスブリッジやハーバード出身者はいる。同じように、女性からも嫉妬からなのだろうか、胸が大きい女性を忌避する。最早、こちらも昭和的なオッサンである。現代において堂々と差別・偏見をやってのける。



胸が大きい女性からよく聞くのが、同じ女性からの「胸を触らせて」。自信がある場合は良いだろうが、触られるのが嫌な女性もいる。断れば「ケチ」等とほざく。人の身体を何だと思っているのだろうか。人の尊厳を尊重できない方が社会のクズだ。





これでは単なるグチになってしまうので、方向を転換する。



美の基準は洋の東西を問わず、時代によって変わるもの。日本では、平安時代に“おかめ”系が美人であった。中世の欧州では貴族時代、胸が大きいコトが誇りで谷間を紳士達に自慢、ウェストはコルセットで絞りまくっていた。フランスに至っては大きなお尻をアピールするタメと排泄のタメ、スカート部が巨大化した。


世界は長らく胸やお尻が大きい女性が美の象徴であった。日本では縄文時代からずっとだ。縄文時代の土偶を見てみよう。理由は子孫繁栄である。母乳や胸という脂肪、懐胎には骨盤が大きい方が出産可能性と出産後の生命維持率は高い。



トレンドが変わるのが、フランス人デザイナー「イヴ・サンローラン」の登場だ。彼のファッションセンスは細身の女性にフィットした。否、細身の女性に焦点を当てた。理由は、当時のパリコレが富裕層向けで、年齢が上の女性達へアプローチしていたのに対し、イヴはゲイであった点と若い女性へのファッションの解放を謳い、細身のモデルを起用。

イヴは革新者だった。


以後、今日までの70年近く、モデルは細身。細い女性が綺麗という風になった。




だが、細い女性が躍進するコトで各先進国では問題が起き始めた。少子化だ。唯一、子どもの出生率が上昇しているのが、アメリカ。アメリカの芸能界を想起してほしい。細い女性はいるものの、胸やお尻が大きい芸能人は多い。特に歌手の世界に多い。


少子化を打開するには、肉体的にグラマラスな女性が復権するコトだ。



美の基準を戻せば良い。否、細い女性と同格にすれば良い。そもそも上下があるのが可笑しい。多様性を重んじる時代に、日本の芸能界には未だに差別・偏見が蔓延る。



「きゅうすた」は打開したい。



人それぞれ美の価値感は異なる。なのに美人とか、イケメンとか誰かが、その価値観を押しつけている。


「HIME.City」に出演してくれているグラドルさんたちは皆、美人だ。



そういう価値観の多様性で映像を制作している。

下手すれば、支えるべきマネージャーが自身の価値感だけでグラドルさんを洗脳する。恐ろしい。



ショウビジネスなので”ありのままに”とはいかないが、ビジネスの方向性(収益の最大化)として、ファン層の意見を重んじるコトは肝要だろう。少なくともファンの紳士は、そのグラドルを美しいと思って撮影会でシャッターを切っている。但し、局部アップの変態もいるね。




特に注意しなければならないのが、グラマラス系なのに韓流を目指すコトだ。そもそも骨格が違う。韓流はあくまでもモデル系なので、グラマラス系がモデル系をやると、最下層のモデル系になってしまう。正直、顔の大きさから何から何までが別仕様だ。


よって、グラマラス系は、グラマラスの美を徹底的に追及した方が良い。モデル系の美に入れば、菜々緒さんやローラさんたちに敵わない。グラマラス系の中では上位なのだから、そこで上を目指した方が良いだろう。



ワコールの調査によれば、日本ではGカップ以上は10%もいない。つまり、G以上であるだけで、この国の女性のグラマラス上位10%なのだ。


それをモデル系に憧れて、ショウビジネスにしてしまえば、ランキング(受容度)が下がるのは当然である。正直、ある程度はウェストが太くても問題ないのだ。それよりもハリと艶となる。





日本はアジア屈指のグラマラス大国なので、アジアならどこでも需要がある。



グラマラス系はモデル系と比べて、やや顔が大きい、肩幅がある、胸は大きい、ウェストは太くなりやすい、お尻も大きくなりやすく、脚も太め。だが「きゅうすた」等のファン層はモデル系ではなく、グラマラス系を支持している。


その数は先月のYouTubeで100万人近くだ。




モデル系に寄せたら、途端に支持が減るのは「タイプ」じゃなくなるからだ。もちろん、グラマラス系の中に「シャープ」と「ボリューム」に分かれる。それもファンの美の基準次第だ。


自身の系とは異なる価値観を押し付けてくる人には「No!!」と断ろう。

もし、それが女性なら間違いなく潰そうとしている(自身が上位になるタメ=マウンティング)。


谷間を一生懸命つくるブラのCMや良くて、谷間が嫌でもできてしまう女性の写真やファッションは公共的にダメって人権侵害も甚だしい。じゃあ、ブラの構造自体を変えろと言いたい。谷間の深さで卑わいかどうかを決める時点で異常だ。もって生まれた女性に対して、大変に失礼・無礼である。


性的興奮を抑えられない男性と価値観の多様性を認めない女性が、人として変わるべきだろう。



「いや、私は胸が(お尻が)大きいんで、これで良いんです。」

「価値観は多様ですよね?」



もしストレートならば、

女性は男性が愛してくれると幸せになれる。

女性は自身がなりたい女性像に近づくと、幸せになりにくい。


これは価値観ではなく、統計と理論。


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